Kitchen Pharmacy

キッチンファーマシー。

おうち薬局、という言葉を聞いたことはありますか?


台所や家の周りにあるハーブやスパイス、オイルなどの特性を、自分や家族の健康に役立てる、といった意味で使われている言葉です。


先日、ヨガに来てくださっている方から、「ごまオイルが良いって聞いたのですが、実際には何に良いのか、どんな風に使えば良いのでしょうか?」という質問を頂きました。せっかくなので翌週、クラスの後半に、オイルのお話と太白ごま油を使った3点オイルマッサージ、ヘッドマッサージの実践をしました。


また別の曜日。アサナの練習の後にオイルうがいの話題になり、せっかくなので!屋久島の秋ウコン(ターメリック)と太白ごま油を用意してその場で実践。


また別の曜日には、スパイスの活用法の話題になり...。


せっかくなので!!!今日は、キッチンファーマシーのヒントとなりそうな画像を載せてみました。こちらはもう、ずっと以前(10年前?)に見つけて、当時参考にしていたもの。この他にもたくさんの身近なハーブやスパイスが健康に役立つことを知り、私のキッチンファーマシーには、カレーを作るのに必要なものプラスαのハーブやスパイス、漢方茶の材料まで、いろいろ集まってきました。


キッチンファーマシーを活用している人の台所を見れば、そのご家族にどんな体質の方がいて、どのバランスを崩しやすいのか、分かってしまうかもしれませんね。


例えば、この時期の喉の乾燥や違和感(風邪の予兆?)には、マヌカハニーを舐めて喉から胃を殺菌。また。太白ごま油でうがいもオススメです。違和感がなければ排毒効果のあるターメリック(秋ウコン)もひとさじ加えるとより効果的。それから粘膜を保護してくれるリコリス(甘草)をハーブティーに加えるのも◎。それぞれ、ヨガに来て下さる方にお試し頂いていますが、即効性もあり、手軽な上に効果絶大とのことです。まずは、今キッチンにあるものからご自身やご家族の健康に役立ててみて下さい。


KULAヨガのミニ図書館に、ヨガや呼吸法、漢方、民間療法、アーユルヴェーダの本を中心に蔵書しているのですが、その中でも今、アーユルヴェーダ関連の本が大人気!本棚に帰ってきたなーと思うと、もうその翌日には次の方に借りられて行く、という状況が続いています。少しずつ、アーユルヴェーダを含む東洋医学や、民間療法が浸透、あるいは見直されている時代なのかなぁと感じます。今は、書店などにも分かりやすい本がたくさん並んでいますし、例えばWebを活用して、「風邪 アーユルヴェーダ」「下痢 アーユルヴェーダ」などの検索でもたくさんのページがヒットします。同じ風邪、同じ下痢でもその時の症状や体質によって処方が変わってくるのが中医学やアーユルヴェーダの良いところですね。

みなさんも、自分に合う、"安心できる" 処方をぜひ見つけて、活用してみて下さいね。


忙しい時こそ今の自分をよく観察し、セルフケア、セルフコントロールを行ってみて下さい。呼吸法や、ただ座るだけの瞑想も、この時期、特にオススメいたします。


『一日の過ごし方は、人生の縮図』

どうぞ、穏やかな師走、そして良い年の瀬をお過ごし下さいね。